1-アレクシ=エマニュエル・シャブリエ
Alexis-Emmanuel Chabrier
1841年1月18日 – 1894年9月13日
フランスの作曲家。狂詩曲『スペイン』の作曲者としてよく知られています。出典@hrSinfonieorchester
エマニュエル・シャブリエは、オーヴェルニュ地方アンベール生まれの作曲家で、幼少期から音楽に才能を示し、ピアノ演奏が天才的に秀でていた。父の勧めでパリで法律を学び、内務省で公務員として働きながら独学で作曲を学ぶ。画家マネやモネ、作曲家フォーレ、ダンディらと交流し、絵画収集にも熱心だった。
1880年にワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』に感銘を受け、音楽に専念する決意をする。39歳で公務員を辞職し、作曲家として本格的に活動を開始。代表作には『スペイン』やピアノ曲、オペレッタがあり、その和声やリズムは次世代のドビュッシー、ラヴェルに影響を与えた。
53年の生涯で音楽活動は14年間と短く、作品数は限られているが、その音楽は闊達さとユーモアに満ちている。晩年は麻痺に苦しみ、1894年にパリで没す。
フランスオペラの楽しさをいかがでしょうか。
音楽的に注目された作品です。
「いやいやながらの王様」
ラヴェル曰く、「いやいやながらの王様”の初演が、フランスの和声の方向性を変えたのだ」。序曲冒頭でラヴェルが絶賛した新しい和声を。出典@musicanth
作品中では2幕の「ポーランドの祭り」と3幕の「スラヴ舞曲」が、コンサート等で単独で演奏されることもある華やかな名曲です。
ポーランドの祭り
出典@musicanth
https://youtu.be/TbNhugsSW7c
スラブ舞曲
出典https://youtube.com/channel/UCv5KS83mCX91koI7A-Zf4vQ?si=kAgmFTPq8OcNwLdX
https://youtu.be/HVQ8EbndD6I
そして、ピアノ曲「田園組曲」はジャネット•ドワイエンの演奏で。出典@ly776
00:00 Paysage – 風景
07:13 Melancolie – 憂愁 / メランコリー
10:15 Tourbillon – 旋風 / 渦巻き
11:45 Sous Bois – 林の中 / 森の小道
16:17 Mauresque – ムーア風
19:43 Idylle – 田園詩 / 牧歌
23:25 Danse Villageoise – 村の踊り
27:55Improvisation – 即興曲
33:47 Menuet Pompeux – 華麗なメヌエット
40:44 Scherzo-Valse – スケルツォ風ワルツ
※フランスオペラ指南サイト
https://qqcumb.web.fc2.com/
1. 管弦楽曲
最も有名な『スペイン』を含む、色彩感あふれる作品が揃っています。
• 狂詩曲『スペイン』 (España, 1883):彼の代表作であり、最も有名な作品。
• 楽しい行進曲 (Joyeuse marche, 1888):元はピアノ曲(道化の行進)。
• 田園組曲 (Suite pastorale, 1888):ピアノ曲『絵画的小品集』から4曲を抜粋し管弦楽化したもの。
• ハバネラ (Habanera, 1885):元はピアノ曲。
• ラルゲット (Larghetto, 1875):ホルンと管弦楽のための作品。
2. ピアノ曲
シャブリエの独創性が最も発揮された分野であり、フランス近代ピアノ音楽の先駆けとなりました。
• 10の絵画的小品集 (10 Pièces pittoresques, 1881):『風景』『牧歌』『スケルツォ=ヴァルス』など。
• 3つのロマンティックなワルツ (3 Valses romantiques, 1883):2台ピアノのための傑作。
• 気まぐれなブーレ (Bourrée fantasque, 1891):リズムの面白さが際立つ晩年の傑作。
• ミュンヘンの想い出 (Souvenirs de Munich, 1885–86):ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』の主題を軽快なカドリーユにパロディ化した連弾曲。
• 遺作の5つの小品 (5 Morceaux, 1891):『アルバムの一葉』『田舎風のロンド』など。
3. オペラ・舞台作品
• 喜歌劇『エトワール(星)』 (L’étoile, 1877):機知とユーモアに富んだ傑作。
• 喜歌劇『教育欠如』 (Une éducation manquée, 1879):1幕のオペレッタ。
• 歌劇『グヴェンドリーヌ』 (Gwendoline, 1885):ワーグナーの影響が色濃いシリアスな作品。
• 喜歌劇『いやいやながらの王様』 (Le roi malgré lui, 1887):音楽的に非常に洗練された作品。
• 歌劇『ブリゼイス』 (Briséïs, 1888–91):未完(第1幕のみ完成)。
4. 声楽曲(歌曲)
• 幸福の島 (L’île heureuse, 1890)
• すべての花たち (Toutes les fleurs, 1890)
• 太った七面鳥のバラード (Ballade des gros dindons, 1889)
• 小さなアヒルたちのヴィラネル (Villanelle des petits canards, 1889)
• セミ (Les Cigales, 1889)
2-橋爪 皓佐
Kosuke Hashizume
1984年1月18日 –
日本の作曲家・クラシック・ギター奏者。
兵庫県西宮市出身。フランス国立ニース地方音楽院ギター科、エクリチュール科を経て、ベルギーブリュッセル王立音楽院作曲科、ギター科学士課程を修了。
ギターを西垣正信、アコ・イトウ、ローラン・ブロンカー、作曲をダニエル・キャペレッティに師事。
今回は
夢~ロベルト・シューマン讃/ 橋爪皓佐
Traum Hommage à Robert Schumann Kosuke Hashizume
現代ギター2019年8月号に掲載の作品です。
シューマンのトロイメライをモチーフにしている幻想的な曲です。出典@yoneguitar
素敵な日本の作曲家、注目しています。
彼のYouTubeチャンネルをご紹介致します。
https://youtube.com/@kosukehashizume-guitar?si=Ml0u-UlzjTfo1VHz
作品一覧
1. オーケストラ・アンサンブル作品
• 『Evolve』(2011年):第80回日本音楽コンクール作曲部門第1位および岩谷賞(聴衆賞)を受賞した出世作。
• 『Elan Vital』:第33回入野賞(国際作曲コンクール)を受賞。
• 『Inhale』:アンサンブルのための作品。
2. ギター独奏・アンサンブル曲
ギタリストとしての顔も持つため、ギターのための作品は非常に充実しています。
• 『24の前奏曲』:ギター独奏のための大規模な連作。
• 『Diptych(二連画)』:ギターのための作品。
• 『Forest』:ギターソロ曲。
• 『ギターのためのソナタ』
3. 室内楽・器楽曲
• 『Luminous』:フルート、チェロ、ピアノのための。
• 『Ariadne’s Thread(アリアドネの糸)』:ヴァイオリンのための。
• 『Monologue』:無伴奏楽器のためのシリーズ。
4. 合唱曲・声楽曲
詩人としての感性が活かされた、繊細な響きの作品が多いのが特徴です。
• 『ハミング』:混声合唱とピアノのための(詩:橋爪皓佐)。
• 『透明な朝の』:無伴奏混声合唱のための。
• 『草の夢』:女声合唱曲。
5. 文芸・詩集
音楽作品だけでなく、言葉による表現も発表しています。
• 詩集『言葉のなかの、さらに言葉のなかへ』
さらに聴きたい方に
Electric Counterpoint: I. Fast