第1回は、インヴェンションの教本比較研究、第2回は、ロシアの音楽専門教育の現場で使われている教本を含めた教本比較研究、そして、今回は大田黒元雄の住居敷地であった荻窪の大田黒公園へ行ってまいりました。
当時のサロンコンサートのプログラムには、クラシック近現代の作曲家の日本初演であったであろう作品が並び、ヨーロッパの最新芸術潮流が日本に届き、流れ始めたことを物語っていました。数々の著書の目次の資料もあり、クラシック音楽評論の草分け的存在であること、日本でクラシック音楽の楽典、重要な作曲家、歌劇などをどのように解説・紹介していたのかを知ることができました。
彼無くしては、今の日本のクラシック界は無かったのではないかと言われています。洗練とエレガンスを持って、日本にクラシック音楽を広めた人物を、タイムスリップしたかのような空間で感じるひとときでした。(資料館内の撮影が禁止されておりました。)
今回の勉強会を企画して下さった江本純子先生、そしてご一緒した先生方・ピティナ事務局の方から様々なお話を伺うことができ、とても勉強になりました。
朝のニュースで都内紅葉スポットとして紹介されたそうです。ライトアップもあるそうです。
資料館となっている洋館