●黛敏郎
まゆずみ としろう
1929年2月20日 – 1997年4月10日日本の作曲家で、戦後のクラシック音楽・現代音楽を代表する人物の一人。映画音楽、電子音楽、オーケストラ作品など幅広い分野で活躍し、「題名のない音楽会」の司会者として知られていた。
作風と影響
黛の作風は、デビュー当初はフランス音楽(ドビュッシー、ラヴェル、ミヨー)、ジャズ、ガムラン音楽などの影響を受け、フランス留学後は電子音楽や偶然性の音楽(ケージの影響)を取り入れ、日本の音楽界に前衛的な潮流をもたらしました。特に、1958年の《涅槃交響曲》では、鐘の音を電子音楽技術で解析し、オーケストラと男声合唱で再現するという画期的な手法を用いています。
映画音楽とメディア活動
映画音楽の分野では、『赤線地帯』『豚と軍艦』『黒部の太陽』『天地創造』など多くの作品を手がけ、ジャイアント馬場の入場テーマとしても知られる『NTVスポーツのテーマ』も作曲しました。また、1964年から放送された『題名のない音楽会』の初代司会者として、クラシック音楽の普及にも貢献しました。
晩年と死去
晩年は宗教音楽やバレエ音楽の作曲が多く、代表作にはオペラ《金閣寺》、バレエ《The KABUKI》などがあります。1997年、肝不全により68歳で逝去されました。
無伴奏チェロ《BUNRAKU》を聴き比べ
Pablo Laporevさんの演奏
津留崎直紀さんによる演奏
三味線の特殊な奏法の様な演奏
https://youtu.be/y-PhrU8S_XM?si=na3WRXihgePsCL38
ルンバ・ラプソディ
天地創造
涅槃交響曲