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作曲家のお誕生日に代表曲を《2》ペルゴレージ、スク

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1-ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ

Giovanni Battista Pergolesi

 

 

1710年1月4日 – 1736年3月17日

イタリアのナポリ楽派オペラ作曲家。モーツァルトやロッシーニらに継がれるオペラ・ブッファの基礎を築き、甘美な旋律にあふれたオペラを作曲した。

18世紀前半のイタリア・ナポリ楽派を代表する作曲家であり、わずか26歳という短すぎる生涯の中で、後の音楽史に決定的な影響を与えた天才。

1710年にイェージで生まれた彼は、幼少期より病弱で足が不自由という苦難を抱えながらも、ナポリの音楽院で英才教育を受け、若くしてその才能を開花。彼の名は、1733年に発表された幕間劇『奥様女中』によって不朽のものとなる。当時の主流であった厳格な「正歌劇(オペラ・セリア)」に対し、市民の日常を軽妙な旋律で描いたこの作品は、後にモーツァルトやロッシーニへと繋がる「オペラ・ブッファ(喜劇オペラ)」の礎を築いた。その影響は音楽界に留まらず、フランスでは「ブフォン論争」と呼ばれる大きな論争を巻き起こし、後のフランス革命へと続く市民意識の芽生えにも寄与した。

晩年、結核に冒された彼はナポリ近郊の修道院で療養生活を送るが、死の直前まで筆を置かなかった。そこで書き上げられた宗教音楽の傑作『スターバト・マーテル』は、我が子を失った聖母マリアの悲しみを圧倒的な旋律美で描き出し、彼の「白鳥の歌(絶筆)」として今なお世界中で愛されている。

1736年の若すぎる死後、彼の人気は急速に高まり、その名声を借りた偽作が大量に出回るという異例の事態も起こる。ストラヴィンスキーが後に彼の名による作品を編曲してバレエ音楽『プルチネルラ』を作るなど、ペルゴレージが提示した透明感あふれる新しい様式は、バロック時代の終焉と古典派音楽の幕開けを象徴する、歴史的な転換点となった。

 

代表曲
《スターバトマーテル》

 

出典@VoicesofMusic

 

オペラ奥様女中より私の怒りんぼさん

よく音大のレッスンでも聞く曲でした。

出典@anamorphosis1968

 

 

作品一覧

 

1) 宗教音楽(Sacred / Vocal Works)

P番号

作品名(英/仏・伊)

備考

P.1

Harpsichord Sonata in A major

鍵盤曲(真作とされる鍵盤作品)

P.12

Trio Sonata in G major

室内楽(弦・通奏低音)

P.24c

Sinfonia in G minor

器楽(交響的序曲)

P.30

Concertino in E-flat major

器楽(室内楽)

P.31

Concertino in B-flat major

器楽(室内楽)

P.35

Sinfonia in G major

器楽(序曲)

P.46

Mass in D major

教会ミサ曲(ニ長調)

P.47

Mass in F major

教会ミサ曲(ヘ長調 / Missa romana)

P.66

Confitebor tibi Domine (Psalm 111)

宗教歌曲・詩篇設定曲

P.67

Dixit Dominus (Psalm 110)

宗教歌曲・詩篇設定曲

P.71

Miserere in C minor

Miserere 系列の作品(詩篇楽曲)

P.75

Salve Regina in A minor

聖母賛歌(イ短調)

P.76

Salve Regina in C minor

聖母賛歌(ハ短調)

P.77

Stabat Mater

最も有名な宗教曲(悲しみの聖母)

P.78

Salve Regina in F minor

聖母賛歌(ヘ短調)

P.79

Salve Regina in C minor (別版)

聖母賛歌の別版等

2) 舞台作品(Operas, Stage Works)

P番号

作品名

種類

初演年

P.140

Adriano in Siria

オペラ・セリア

1734

P.143

Il prigionier superbo

オペラ

1733

P.144

Lo frate ’nnamorato

オペラ

1732

P.145

L’Olimpiade

オペラ・セリア

1735

P.146

Salustia

オペラ

1732

(番号なし)

La serva padrona

喜歌劇 / インテルメッツォ

1733

※『La serva padrona』は広く演奏されますが、古典カタログでは一部版に番号が割振られていない場合があります。

     

3) 器楽・室内楽(Instrumental, Chamber Works)

(一部番号のみ Paymer カタログで確認可能)

P番号

作品名

形式

P.1

Harpsichord Sonata in A major

鍵盤ソナタ

P.12

Trio Sonata in G major

室内楽

P.24c

Sinfonia in G minor

序曲

P.30

Concertino in E-flat major

室内楽

P.31

Concertino in B-flat major

室内楽

P.35

Sinfonia in G major

序曲

📌 補足

真作と偽作について

  • ペルゴレージは早世したため人気が高まり、死後に偽作・誤認作品が多数流布しました。実際に「真作」として確定的に扱われる曲は Paymer カタログでも限定的です(約50–60作品前後が確認される) 。
  • Paymer カタログ自体は 1977 年の出版物で、以降の研究で番号付けや真贋の評価が見直されている箇所もありますが、作品番号(P番号)は現在の標準的な参照体系です。 

番号未確認 / 伝統的帰属

  • 『La serva padrona』を含む系統は、伝統的な上演・録音が多いですが Paymer カタログでの整理法や番号付与が複雑な場合があります。

📑 まとめ(代表的 P番号)

ジャンル

代表作品(番号)

宗教音楽

Stabat Mater (P.77), Salve Regina (P.75/76/78/79)

オペラ

Adriano in Siria (P.140), Il prigionier superbo (P.143), L’Olimpiade (P.145)

室内楽・器楽

Harpsichord Sonata (P.1), Trio Sonata (P.12), Concertino (P.30/31)

 

 

 

 

 

 

 

 


2-ヨセフ・スク

Josef Suk

 

1874年1月4日 – 1935年5月29日

チェコの作曲家・ヴァイオリニストであるヨセフ・スク(1874年〜1935年)は、プラハ音楽院で学び、ドヴォルザークの弟子であり、娘婿。彼は弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍し、後にプラハ音楽院の教員として後進の育成に努めた。

作風は初期にはドヴォルザークやブラームスの影響が強いロマン派的傾向が見られたが、晩年には独自の調性拡張や印象主義的な要素を取り入れ、深い表現性を持つ作品を残した。民族色は控えめながら、感情豊かな作品群が知られている。

代表作にはピアノ曲や交響曲、室内楽など多岐にわたり、「弦楽セレナード」や「アスラエル交響曲」などが特に有名。1932年のロサンゼルスオリンピック芸術競技では銀メダルを獲得。

ヨセフ・スクは作曲だけでなく演奏者としても評価され、また教育者としてチェコ音楽界に大きな影響を与えた多才な音楽家。

 

《6つのピアノ曲》

出典

 

《母について》

0:00 – 1. When Mother Was Still a Little Girl
3:37 – 2. Once in Springtime
7:49 – 3. How Mother Sang at Night to the Sick Child
12:20 – 4. Mother’s Heart
17:45 – 5. Remembering

出典@SlavicSpoon

《弦楽セレナード》

出典@durarechamberstringensembl723

🎼 ヨゼフ・スーク 作品一覧(代表的な主要作品)

☑️ 交響曲・管弦楽

Op.

作品名(英語/日本語)

編成・概要

Op.14

Symphony No.1 in E major / 交響曲第1番 ホ長調

交響曲(1897–99)

Op.27

Symphony No.2 “Asrael” / アスラエル交響曲

交響曲(1905–06)

Op.26

Praga, Symphony Poem / 交響詩「プラハ」

管弦楽(1904)

Op.29

A Summer’s Tale / 交響詩「夏物語」

管弦楽(1907–09)

Op.34

Ripening / 交響詩「人生の実り」

管弦楽(1912–17)

Fantastical Scherzo / 幻想的スケルツォ

管弦楽(1902–03)

Overture Winter’s Tale / 序曲「冬物語」

管弦楽(1894)

🎻 協奏曲・器楽作品

Op.

作品名

編成

Op.24

Fantasy in G minor for Violin and Orchestra / 幻想曲 ト短調

ヴァイオリン+オーケストラ

Fantasy / 幻想曲

弦楽(1888)

🎻 室内楽

Op.

作品名

編成

Op.1

Piano Quartet in A minor / ピアノ四重奏曲 イ短調

室内楽(1891)

Op.2

Piano Trio in C minor / ピアノ三重奏曲 ハ短調

室内楽(1889/1891改訂)

Op.8

Piano Quintet in G minor / ピアノ五重奏曲 ト短調

室内楽(1893)

Op.11

String Quartet No.1 / 弦楽四重奏曲第1番 変ロ長調

室内楽(1896)

Op.31

String Quartet No.2 / 弦楽四重奏曲第2番

室内楽(1911)

Op.17

Four Pieces for Violin and Piano / 4つの小品

室内楽(1900)

🎹 ピアノ作品

スークはピアノ作品も多数書いています(ピアノ独奏曲・組曲など)。

Op.

作品名

編成

Op.7

Six Pieces / 6つの小品

ピアノ独奏(1891–93)

Op.10

Humeurs / 気分

ピアノ独奏(1895)

Op.12

Pieces / 小品集

ピアノ独奏(1896)

Op.21

Suite / 組曲

ピアノ独奏(1900)

Op.22a

Suite “Spring” / 組曲『春』

ピアノ独奏(1902)

Op.22b

Suite “Summer Impressions” / 組曲『夏の印象』

ピアノ独奏(1902)

Op.28

Suite “About Mother” / 組曲『母について』

ピアノ独奏(1907)

Op.30

Suite “Life and Dreams” / 組曲『命と夢』

ピアノ独奏(1909)

Op.33

Suite “Lullabies” / 組曲『子守歌』

ピアノ独奏(1910–12)

Op.36

About Friendship / 友情

ピアノ独奏(1920)

Various piano miniature pieces

その他小品多数(無番号あり)

🎤 合唱・声楽・劇付随音楽

Op.

作品名

編成

Op.13

Incidental Music “Radúz and Mahulena”

劇付随音楽(1897–98)

Op.20

Cantata “Beneath the Apple Tree”

劇付随音楽/声楽(1900–1902)

Op.15/18/19

Choral sets / 合唱曲集

合唱作品(1899–1900)

📌 まとめ

  • 🎻 交響曲・管弦楽作品 — 主要作品として Asrael、A Summer’s Tale などがある。 
  • 🎹 ピアノ作品 — 組曲・小品中心に多数あり、晩年まで書き続けた。 
  • 🎼 室内楽・声楽 — トリオ、四重奏、合唱曲、劇音楽など多岐にわたる。 

 

 

Author: Sonare Piano Lessons

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