なかなか定期的にホームページを更新できていませんが、少し教室の様子を伝えてみようと思います。
今、教室のほとんどの生徒がバロック曲の譜読みをしています。
この教室にしばらく通っている生徒はバロック曲が何を意味するのかわかっていますが、一般的には専門家になるのでなければあまり取り組むジャンルではないようです。
初めて取り組んだ生徒は「楽譜の見た目よりも弾くのが難しい」と思うことが多いようです。
それもそのはず、伴奏であるはずの左手も右手と対等の役割をもつポリフォニーの(2つ以上の声部がある)音楽だからです。
脳科学者もおすすめの習い事ナンバーワンのピアノですが、このポリフォニーの音楽がそのピアノレッスンの中でも一番脳を活発に使うことになるのではないかと思っています。
習得の方法は一歩ずつ小さなステップを登っていきますが、譜読みの段階で大変さを感じることもあります。今までのレッスンにまったくポリフォニックな教材がなかったケースに多いようです。本人が手に負えないと感じるのはごく自然なことだと思います。時には、そのような課題にぶつかったとき「怖い、、、」とつぶやく生徒もいます。その時には、一緒に一小節を細分化して、少しずつ進みます。とても本人にとっては面倒な苦しい作業ですが、細分化すること、じっくり進むこと、繰り返しやってみることを経て、必ずできるようになります。
このタイプの曲の譜読みも基礎となっているのは絶対音感、読譜力で、そしていくつかのステップを経て習得していくことで左右の音をそれぞれ聴いてコントロールできるようになります。
バロック曲が弾けるようになってからの音楽的な取り組みももちろん大切ですが、
前段階である譜読みを今教室の子供たちが頑張っていることはとても大切な時間だと思っています。集中している横顔がまぶしく、子供たちが伸びていくときの力強さを感じます。