*子供たちの幸せを願って*東京都世田谷区*明大前徒歩4分*豊かな音楽体験で上達を実感する丁寧な55分レッスン。

採譜に必要な力②絶対音感‐1

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前回の調性を聞き分ける能力に当然必要となる絶対音感は
かなり特殊な訓練が必要というイメージや、
生まれつきの問題であるなど
楽器演奏や音楽のレッスンをしていない方々の間でも
よく話題になっているようです。


ピアノ学習者は絶対音感を身につけやすく、
この教室でもほとんどが多かれ少なかれ絶対音感を持っています。
聞こえてくる音に名前がラベリング出来ている状態が絶対音感のある状態です。
ラベリングがあいまいなまま練習を積み重ねると絶対音感は身につかないようです。
私自身は生まれながらに絶対音感がないということはあり得ないのではないかと思っています。
ほかの感覚と同様に後天的な要素が大きいと思います。
例えば、食事をするときに今日のハンバーグは和風だよ、ごぼうがはいっているよなどと
話して味わいながら食べると
中にごぼうの味を感じたりしてものの味を覚えたりします。
何気ない会話がごぼうの味をラベリングすることを手伝ったわけです。
もしただおいしいねという味わい方だけだったら、
どれがごぼうの味だったかあいまいなままになります。

ピアノのレッスンでも、聴音のレッスンだけで絶対音感が身に付くと思っている方も
いらっしゃると思います。
絶対音感と関係なく思われている、楽譜を読むこと、階名で歌を歌うことが絶対音の習得につながります。
ラベリングを曖昧にする原因の一つに
大量に積み重ねていく楽譜を読むという作業中に階名として音符を感じていないまま
レッスンが進んでいるということがあります。
楽譜に書かれた音符が鍵盤の位置情報としかとらえられていない場合です。
例えば、ソの音符を楽譜で見て、鍵盤上のソの位置を押すための記号と感じているということです。
これを繰り返すと、ラベリングはできないままになります。
ソの音符を見てソと頭の中にカタカナのソの文字が信号として入ってくることを繰り返すと
その時弾いた鍵盤から出てきたソの音にラベルが貼れるわけです。

また、ソルフェージュもそのラベリング作業を有効にしてくれます。
音符を正しい音程で階名で歌う作業は間違いないラベリング作業です。
ただ幼児の声の音域はとても狭いことが多いです。
音符を階名としてとらえながら、
楽譜を弾く作業を積み重ねていくのが一番脳に送られる刺激としては量があるので、
ここでラベリングを曖昧なままにしないように
ソルフェージュや聴音のレッスンで補足していくのです。
1オクターブ内の小規模な曲を弾いている初心者の時がとても重要です。
この時に教材が鍵盤上の位置情報のみを示しがちなものでないように選び、
耳が喜んで聞きたいと思うようななじみのあるメロディーや美しいものを選び耳を刺激し、
階名を言いながら譜読みをする丁寧な作業を繰り返いていればラベリングは成功します。

しかし、これだけではまだ採譜には足りないのです。
次回はこの続きをお話しさせていただきたいと思います。

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